ナーシングホーム建設で利用できる補助金

目次

住宅型有料老人ホーム(ナーシングホーム)は医療連携が前提となるため、一般的なケアを実施する介護施設よりも建設費用が高額になりやすい傾向があります。費用を抑えたい方は、国や自治体の補助金制度を活用するのがおすすめです。

本記事では、ナーシングホーム建設時に活用できる補助金情報や申請前に押さえておきたいポイント、採択率を高めるためのコツなどを解説します。

ナーシングホームが対象となり得る補助金

地域医療介護総合確保基金(介護施設等整備分)

高齢者が住み慣れた町で安心して暮らし続けられるように、地域介護施設の建設・増設・修繕・移設などにかかる費用を一部補助する制度です(※国が3分の2、都道府県が3分の1を負担)。設備やICTの導入費用も補助対象になる場合があります。

主な補助対象は、地域密着型の介護施設です。国からの交付金を基に各都道府県が実施するため、制度の名称や補助対象となる施設の詳細は都道府県によって異なります。

愛知県は愛知県介護施設等整備事業費補助金という名称で制度を実施しているので、交付要綱を事前に確認しておくと良いでしょう。

参照元:国土交通省公式HP|2024年度の資料【PDF】(https://www.mlit.go.jp/river/kasen/suisin/pdf/renkei_siryou05/shiryou05.pdf

愛知県で補助対象となるのは?

住宅型有料老人ホーム(ナーシングホーム)に該当する可能性が高いのは、行政上「特定施設入居者生活介護(以降、特定施設型)」に位置付けられる定員29名以下の施設(有料老人ホーム・サ高住・ケアハウスなど)です。要件に合致する場合は、建設費用が補助されます。

特定施設型の指定を受けていないナーシングホームの場合、建設費用の補助はありません。ただし、介護職員の宿舎整備や感染症拡大防止対策を目的とする改修など、間接的な補助を受けられる可能性はあります。

補助金制度の内容や対象要件は毎年見直されるため、申請前に必ず愛知県が公表している情報を確認しましょう。

参照元:愛知県公式HP【PDF】|2025年10月22日に更新された情報(https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/588172.pdf

ナーシングホーム建設で補助金を申請する際の注意点

定員29名以下の特定施設型を計画する

補助金を活用するには、補助対象となる施設の枠組みに計画を合わせることが大切です。愛知県介護施設等整備事業費補助金では、行政上「特定施設入居者生活介護」の指定を受けている定員29名以下のナーシングホームが補助対象として優先されます。

補助金を活用して建設費用を抑えたい方は、計画段階で「特定施設型としての登録が可能か」を確認し、定員を29名以下に抑えましょう。

建設費以外の開設準備費や間接補助も活用する

補助金を活用できるのは建設費だけではありません。開設前の職員研修、ICTシステムや介護ロボットの導入、ベッド・リネン・消耗品などの備品、防災設備や感染症対策の強化などの開設準備費用も補助の対象となる可能性があるため、計画に含めておきましょう。

さらに、職員宿舎の整備、施設内保育所の設置、災害対策を目的とした設備設置、ICT導入といった間接的な補助を組み合わせることで、初期費用全体を抑えられます。

ナーシングホーム建設で補助金活用を成功させるコツ

採択率を高める戦略を立てる

補助金は公募制であり、予算には限りがあります。採択率を高めるには、継続性や地域貢献度が高い事業だと納得させるための戦略が必要です。補助金要綱に記載されている申請書類の指示を守った上で、数値目標や具体的根拠をもって計画の実現性と安定性を証明しましょう。

次に事前協議を行い、計画している定員やサービス内容、地域のニーズとの相性、土地の用途や災害リスク、建設スケジュールが補助金の募集時期に間に合うかなどを確認。行政担当者からのアドバイスを受けながら、申請書類の方向性を固めれば、採択は一気に近づきます。

地域で不足しているサービスを計画に盛り込むことも大切です。例えば、看取り対応、医療ニーズが高い高齢者の受け入れ、認知症ケア特化など、必要とされているサービスは地域によって異なります。

運営効率化につながる補助金を探す

補助金の対象になり得るのは、建設費用だけではありません。運営を効率化するための設備投資を補助金で賄うことも可能です。

防災設備、エネルギー効率設備、介護ロボットなどが補助対象となる場合、導入すれば維持管理コストや人件費を削減できます。見守りセンサーや記録システムの導入は、夜勤負担軽減・人員配置の最適化・事故防止に貢献する要素です。

運営効率が高まり、スタッフの負担が減れば、より入居者のケアに集中できる環境が生まれます。補助金申請時に求められる「生産性向上に資する計画」にも該当するため、採択率にかかわる重要なポイントだと言えるでしょう。

まとめ:補助金活用実績のある建設会社を選ぶことが大切

補助金活用を成功させるには、行政の意図を正確に理解し、地域ニーズと整合した実現性の高い事業計画を策定することが欠かせません。複雑な要綱の解釈、事前協議の進め方、採択されやすい計画書の作成には専門的なノウハウが求められます。

計画の初期段階から、介護施設の建設実績が豊富であり、かつ愛知県の介護施設等整備事業費補助金などの補助金活用実績を持つ建設会社に相談しましょう。

当メディアでは、介護福祉施設の種類別におすすめの建設会社を厳選しました。ナーシングホーム建設でおすすめの会社も掲載していますので、自社に最適なパートナー選びにお役立てください。

Three Selections
愛知の介護事業者向け
福祉施設建設会社3選
住宅型有料老人ホーム
(ナーシングホーム)
の建設なら
タチ基ホーム
タチ基ホーム公式HPキャプチャ
引用元:タチ基ホーム公式HP(https://tachiki-home-tci.com/works/)
建設の特徴

名古屋市を中心に愛知・岐阜で年間約5棟の医療・福祉施設の実績あり(2026年1月調査時点)※1。木造建築に特化して35年。仕入れ値や人件費を抑え、鉄骨造などと比べて坪単価で約30万円ほど削減できる。

事業サポート

グループ会社が訪問看護ステーションや有料老人ホームを運営。 介護関連の資格者であるスタッフが、直近の医療・福祉制度を踏まえ、開設前のサポートなど幅広く対応。

建設事例
タチ基ホームの建設事例写真
引用元:タチ基ホーム公式HP(https://tachiki-home-tci.com/works/)
種別 住宅型有料老人ホーム
(ナーシングホーム)
規模 26室
所在地 愛知県名古屋市守山区
障がい者向け
グループホーム
の建設なら
グッドホーム
グッドホーム公式HPキャプチャ
引用元:グッドホーム公式HP(https://good-home-fukushi.com/works)
建設の特徴

調整区域に福祉施設を建てるためのノウハウを持ち、土地コストを削減しつつ、幅広い建設地選定が可能。競合他社と土地を取り合う必要がなくなり、競争力強化につながる。

事業サポート

障がい者向けグループホームを自社運営し、現場での課題に精通。入居者募集・スタッフ採用・人員の配置まで実践的にサポート。

建設事例
グッドホームの建設事例写真
引用元:グッドホーム公式HP(https://good-home-fukushi.com/works)
種別 障がい者GH
規模 記載なし
所在地 記載なし
サービス付き
高齢者向け住宅
の建設なら
ネイブレイン
ネイブレイン公式HPキャプチャ
引用元:ネイブレイン公式HP(https://nabrain-fukushi.com/construction/service/entry-30.html)
建設の特徴

愛知・岐阜エリアで年間10棟以上のサ高住を手掛ける実績(2021年の実績)※2から、建物を規格化。
入居者が厚生年金の範囲内で無理なく払える家賃を起点に建設費を逆算し、事業としての安定性を優先した経営プランを提案します。

事業サポート

賃料保障のついた賃貸管理サービスを提供。日本管理センターと損保会社との提携で、保証賃料に保険がついており、収益性を担保※3

建設事例
ネイブレインの建設事例写真
引用元:ネイブレイン公式HP(https://nabrain-fukushi.com/construction/service/entry-20.html)
種別 サ高住
規模 記載なし
所在地 愛知県豊橋市

※1参照元:タチ基ホーム公式HP(https://tachiki-home-tci.com/
※2参照元:ネイブレイン公式HP(https://www.apart-kk.jp/s-grouphome/operator
※3参照元:ネイブレイン公式HP|保証を受ける条件の詳細は、直接お問い合わせください。(https://nabrain-fukushi.com/lineup/service-home/