超高齢化社会の進展に伴い、自分らしい最期を迎えたいという需要が増えています。しかし、実際には介護してくれる家族がいない、家族に負担がかかるのを避けたいなどの理由から、制限の多い病院で最期を過ごす方が多いものです※1。
本記事では、病院と自宅の良いところを兼ね備えている住宅型有料老人ホーム(ナーシングホーム)の建設について、事例や費用の目安、押さえておきたいポイントなどを解説しています。新しい医療・介護施設の建設を検討中の事業者は、参考情報としてご活用ください。
日本で「ナーシングホーム」という正式な行政区分はありません。一般的には医療的ケアに強い住居型施設を指す呼称として用いられており、当サイトでは医療連携のある住居型高齢者施設(有料老人ホームやサ高住など)を「ナーシングホーム」と定義しています。
看護師が日中または24時間体制で配置されるため、一般的な老人ホームやサ高住では対応できない日常生活の全面的な介助が必要になる要介護者を受け入れられるのが特徴です。
リハビリ中心の老健(介護老人保健施設)、生活支援が中心の特養(特別養護老人ホーム)、認知症ケアを目的とする認知症高齢者グループホームなどの介護保険サービスとも役割が大きく異なります。
名古屋市にあるナーシング和楽縁京命、一宮市にあるベストリハナーシングホーム一宮、豊田市にあるナーシングホームケアリール広久手などの建設事例を掲載しています。
愛知県内で実際に建設された施設の事例を参考にしながら、規模・間取り・設備計画などの具体的なイメージを膨らませましょう。ナーシングホームの建設依頼先の選び方についても解説しています。
愛知県におけるナーシングホームの建築費用目安は約80~140万円/坪※2(採用する建物構造により変動)で、居室数や延床面積などにより総額が変わります。設計や設備導入、土地購入や地盤改良、行政手続きなどの費用が別途かかることを想定しておきましょう。
次の記事では構造別の費用目安や算出方法を掲載しているほか、建設費用を抑える方法についても解説しています。
「ナーシングホーム」はあくまでも医療連携のある住居型高齢者施設の呼称であり、明確な行政区分は施設ごとに異なります。補助金を活用したい場合は、これから建設する住居型高齢者施設の行政区分や条件に合致する制度を探しましょう。
例えば、愛知県が実施している「愛知県介護施設等整備事業費補助金」の場合、ナーシングホームに該当する可能性があるのは、行政上「特定施設入居者生活介護」に位置付けられる定員29名以下の施設※3です。
次の記事では、ナーシングホーム建設時に活用できる可能性が高い補助金制度の概要や補助対象を解説。申請時の注意点や採択率を高めるためのコツも掲載しています。
大切なのは地域の医療・介護の隙間を埋めることです。ただ高額な医療設備を導入したり、多くの看護師を配置したりしても、地域のニーズに合っていなければ、維持費や人件費がかさみ、結果的に赤字運営につながる可能性もあります。
例えば、看取りニーズが高い地域では看護体制や夜間医療連携が重要になりますし、リハビリ需要が高い地域なら充実した機能訓練スペースが必要です。居住費や管理費、生活支援サービス費、介護・看護サービス費などの適正価格も地域によって異なります。
事業成功を目指すなら、地域の医療ニーズを正しく把握し、必要なサービスを絞り込んだうえで計画を立てましょう。
医療連携や看護体制を備えた高度な設計が求められるため、実際にナーシングホームの運営経験がある会社に相談することが成功への近道です。
看護・介護スタッフが動きやすい動線設計、夜間対応や医療連携を考慮したレイアウト、人員配置基準や制度改正を踏まえた設備計画などにおいて、運営目線・実務ベースの提案をしてくれます。
「ナーシングホームの竣工=成功」ではありません。実際に開設した後、安定して運営でき、地域から求められ続けることが成功だと言えます。
建設だけではなく、事業計画の相談から補助金申請のサポート、運営の相談まで一貫対応している会社を見つけることが、事業成功への近道です。
当メディアでは、介護福祉施設の種類別におすすめの建設会社を紹介しています。ナーシングホーム建設でおすすめの会社も厳選していますので、比較・検討の材料にお役立てください。
名古屋市を中心に愛知・岐阜で年間約5棟の医療・福祉施設の実績あり(2026年1月調査時点)※1。木造建築に特化して35年。仕入れ値や人件費を抑え、鉄骨造などと比べて坪単価で約30万円ほど削減できる。
グループ会社が訪問看護ステーションや有料老人ホームを運営。 介護関連の資格者であるスタッフが、直近の医療・福祉制度を踏まえ、開設前のサポートなど幅広く対応。
| 種別 | 住宅型有料老人ホーム (ナーシングホーム) |
|---|---|
| 規模 | 26室 |
| 所在地 | 愛知県名古屋市守山区 |
調整区域に福祉施設を建てるためのノウハウを持ち、土地コストを削減しつつ、幅広い建設地選定が可能。競合他社と土地を取り合う必要がなくなり、競争力強化につながる。
障がい者向けグループホームを自社運営し、現場での課題に精通。入居者募集・スタッフ採用・人員の配置まで実践的にサポート。
| 種別 | 障がい者GH |
|---|---|
| 規模 | 記載なし |
| 所在地 | 記載なし |
愛知・岐阜エリアで年間10棟以上のサ高住を手掛ける実績(2021年の実績)※2から、建物を規格化。
入居者が厚生年金の範囲内で無理なく払える家賃を起点に建設費を逆算し、事業としての安定性を優先した経営プランを提案します。
賃料保障のついた賃貸管理サービスを提供。日本管理センターと損保会社との提携で、保証賃料に保険がついており、収益性を担保※3。
| 種別 | サ高住 |
|---|---|
| 規模 | 記載なし |
| 所在地 | 愛知県豊橋市 |
※1参照元:タチ基ホーム公式HP(https://tachiki-home-tci.com/)
※2参照元:ネイブレイン公式HP(https://www.apart-kk.jp/s-grouphome/operator)
※3参照元:ネイブレイン公式HP|保証を受ける条件の詳細は、直接お問い合わせください。(https://nabrain-fukushi.com/lineup/service-home/)